ACCESS顎骨炎症とは
術前口腔内写真
歯周病原細菌による辺縁性歯周炎・根尖性歯周炎が歯槽部に限局せず、顎骨体表面を穿破して顎骨骨膜に波及し、炎症の主座が顎骨骨膜部にある感染症のことです。上顎骨は骨皮質が薄い為、炎症は速やかに歯槽骨を穿破して骨膜炎になりやすいです。上顎骨では多様な血液供給路があり、骨膜下膿瘍が形成される為、骨組織の血液循環が維持される為、顎骨が壊死して腐骨が形成されにくい現状があります。しかし、骨膜炎においても治癒されず慢性経過を辿りますと、顎骨が壊死して腐骨形成も余儀なくされます。
術前口腔内写真
歯周病原細菌による辺縁性歯周炎・根尖性歯周炎が歯槽部に限局せず、顎骨骨髄内に侵入して顎骨骨髄に波及し、炎症の主座が顎骨骨髄部にある感染症のことです。下顎骨は骨皮質が厚い為、炎症は速やかに歯槽骨を穿破できず骨髄炎になりやすいです。下顎骨では下歯槽動脈が主な血液供給路である為、骨髄内の膿汁の貯留により、骨組織は血液循環障害に陥り、顎骨が壊死して腐骨が形成されやすい現状があります。歯周病原細菌による炎症が顎骨へ波及しますと、原因歯の拍動性疼痛・発熱を認め、患部歯肉及び顔面の腫脹・圧痛・膿瘍形成を認め、弓倉症状（原因歯の近心側の数本の歯牙が知覚過敏となり強い打診痛を認める）やワンサン症状（患側下唇の初期は知覚過敏・次第に知覚麻痺を認める）が発症します。
術前口腔内写真
歯周病原細菌による辺縁性歯周炎・根尖性歯周炎が歯槽部に限局せず、上顎洞内に穿破して上顎洞に波及し、炎症の主座が上顎洞部にある感染症のことです。上顎小臼歯・大臼歯の根尖が上顎洞に近接している為、炎症は速やかに歯槽骨を穿破して上顎洞炎になりやすいです。歯周病原細菌による炎症が上顎洞に波及しますと、原因歯の自発痛・頭痛・頭重感を認め、患部周囲粘膜及び頬部の腫脹を示し、鼻の症状として鼻閉・鼻粘膜の腫脹・鼻漏及び眼の症状として眼瞼浮腫・眼圧痛・流涙が認められます。
上顎洞炎手術法
【１】パーフェクトペリオ®アプローチ
術前に口腔内の歯周病原菌の殺菌・内毒素の完全除去(パーフェクトペリオ®歯周病低侵襲治療)をした後に、骨形成用バーを用いて、高解像10倍の高倍率下の術野において、上顎洞底部もしくは上顎洞側壁部分の歯槽突起を最小限に開窓(直径10㎜以内)することによって、病巣部分にアプローチします。
※歯槽突起部分の最小限の開窓によって、術後の顎骨欠損に伴う顎顔面の変形・非対称性になりません。
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上顎洞炎アプローチ 正面 -
上顎洞炎アプローチ 側面
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上顎洞炎アプローチ 正面 -
上顎洞炎アプローチ 側面
【２】パーフェクトペリオ®エクシジョン
上顎洞粘膜剥離子用いて、高解像10倍の高倍率下の術野において、上顎洞内の炎症組織を完全に除去します。
【３】パーフェクトペリオ®ステリリゼイション
パーフェクトペリオ®「700ppm 次亜塩素酸 pH6.5」を用いて、高解像10倍の高倍率下の術野において超音波スケーラー(イリゲーションチップ)を上顎洞内に挿入して、上顎洞内の歯周病原菌を溶菌します。
※溶菌とは細菌の細胞壁を破裂させて、菌体内成分を溶出し、細菌の分裂増殖を担う核酸を障害させて細菌を根本的に破壊する耐性菌が発生しない最も強力な殺菌方式となります。
【４】パーフェクトペリオ®リジェネレーション
上顎洞炎による顎骨欠損を伴う抜歯症例に対し、コラーゲン＋FGF（線維芽細胞成長因子）にて顎骨の再生を行います。
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上顎洞炎 術前CT写真 -
上顎洞炎 術後CT写真
【１】病巣アプローチ
術前に口腔内の歯周病原菌の殺菌・内毒素の除去(歯周病治療)をせずに、骨形成用バーを用いて、裸眼の術野において、上顎洞前壁部分の頬骨突起を大きく開窓することによって、病巣部分にアプローチします。
※頬骨突起部分を大きく開窓することによって、術後の顎顔面骨欠損に伴う顔面の変形・非対称性になります。
※口腔内の歯周病原菌を上顎洞に感染させている現状がありますので、上顎洞炎が再発しやすくなります。
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顎骨骨髄炎アプローチ 正面 -
顎骨骨髄炎アプローチ 側面
【２】炎症組織搔爬
術前に口腔内の歯周病原菌を殺菌・内毒素の完全除去(歯周病治療)をしていない為、上顎洞粘膜剥離子用いて、裸眼の術野において、上顎洞内の炎症組織を除去しても再発しやすくなります。
【３】上顎洞内洗浄
生理食塩水を用いて、シリンジにて上顎洞内に挿入して、上顎洞内を洗浄します。
※上顎洞内の歯周病原菌を殺菌消毒していない為、再発しやすくなります。
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上顎洞炎 術後CT写真
顎骨骨髄炎手術法
【１】パーフェクトペリオ®アプローチ
術前に口腔内の歯周病原菌の殺菌・内毒素の完全除去(パーフェクトペリオ®歯周病低侵襲治療)をした後に、骨形成用バーを用いて、高解像10倍の高倍率下の術野において、下顎臼歯部の歯槽堤を内外側の皮質骨を温存しながら、病巣部分(海綿骨) にアプローチします。
※内外側の皮質骨を温存する為、術後の顎骨欠損に伴う顔面の変形・非対称性になりません。
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骨髄炎アプローチ 正面 -
骨髄炎アプローチ 側面
【２】パーフェクトペリオ®キュレット
骨形成用バーを用いて、高解像10倍の高倍率下の術野において、顎骨骨髄内の炎症組織を完全に掻爬します。
【３】パーフェクトペリオ®ステリリゼイション
パーフェクトペリオ®「700ppm 次亜塩素酸 pH6.5」を用いて、高解像10倍の高倍率下の術野において超音波スケーラー(イリゲーションチップ)を顎骨骨髄内に挿入して、顎骨骨髄内の歯周病原菌を溶菌します。
※溶菌とは細菌の細胞壁を破裂させて、菌体内成分を溶出し、細菌の分裂増殖を担う核酸を障害させて細菌を根本的に破壊する耐性菌が発生しない最も強力な殺菌形式となります。
【４】パーフェクトペリオ®リジェネレーション
顎骨骨髄炎による顎骨欠損を伴う抜歯症例に対し、コラーゲン＋FGF（線維芽細胞成長因子）にて顎骨の再生を行います。
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骨髄炎 術直後 -
骨髄炎 術後1年
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術後口腔内写真 正面 -
術後口腔内写真 側面
【１】顎骨切除
術前に口腔内の歯周病原菌の殺菌・内毒素の除去(歯周病治療)をせずに、骨形成用バーを用いて、裸眼の術野において、下顎臼歯部の下顎骨辺縁切除もしくは下顎骨区域切除を行うことによって、病巣部分にアプローチします。
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顎骨骨髄炎アプローチ 正面 -
顎骨骨髄炎アプローチ 側面
※顎骨部分を大きく切除することによって、術後の顎顔面骨欠損に伴う顔面の変形・非対称性になります。
※顎骨部分を大きく切除することによって、顎骨切除部分のプレート固定をして、腸骨の細片化海綿骨移植を伴う為、機械的強度・形態保持ができないため、その後口腔機能再建するのが困難である。
【２】顎骨再建
術前に口腔内の歯周病原菌の殺菌・内毒素の除去(歯周病治療)をせずに、下顎骨を切除する為、顎骨再建部分に歯周病原菌が感染しやすくなります。
生理食塩水を用いて、シリンジにて顎骨切除部分を洗浄します。
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術後口腔内写真 正面 -
術後口腔内写真 側面
診療内容INDEX
歯周病低侵襲治療 パーフェクトペリオ®
「700ppm pH6.5次亜塩素酸による病原菌溶菌術」
「4.0ＭHzラジオ波メスによる内毒素搔爬術」
「線維芽細胞成長因子による歯周組織再生術」 MORE 歯周病低侵襲治療
歯周病感染症予防 パーフェクトペリオ®
「600ppm pH6.5次亜塩素酸によるバイオフィルム浸透溶菌」 MORE 歯周病感染症予防
顎骨炎症搔爬術 パーフェクトペリオ®
「700ppm pH6.5次亜塩素酸による病原菌溶菌術」
「4.0MHzラジオ波メスによる炎症搔爬術」
「線維芽細胞成長因子による顎骨再生術」 MORE 顎骨炎症搔爬術
顎骨嚢胞摘出術 「骨形成用ダイヤモンドバーによる嚢胞開窓術」
「4.0MHzラジオ波メスによる嚢胞摘出術」
「線維芽細胞成長因子による顎骨再生術」 MORE 顎骨嚢胞摘出術
口腔腫瘍切除術 「骨形成用ダイヤモンドバーによる腫瘍開窓術」
「4.0MHzラジオ波メスによる腫瘍摘出術」
「線維芽細胞成長因子による顎骨再生術」 MORE 口腔腫瘍切除術
口腔機能再建術 「ジルコニアによる人工歯牙再建」
「セラミックスによる人工歯肉再建」
「チタンによる人工歯根再建」
「シリコーンによる人工粘膜再建」 MORE 口腔機能再建術
顎顔面歯列矯正 「精密歯牙移動を伴うセラミックスブラケット」
「形状記憶効果を伴うＴｉ-Ｎｉワイヤー」
「瞳孔線と平行にするスマイルライン形成」 MORE 顎顔面歯列矯正
料金詳細 各種料金詳細とお支払い方法についてご案内します。 MORE 料金詳細
